団塊世代の想い出

1966年の出来事

 主な出来事

日本初の電子腕時計「X8」発売
1966年3月10日、シチズン時計が国産初の電子腕時計「X8」(エックスエイト)を発売した。
超小型銀電池を動力源とする機械式のゼンマイ時計なのだが、トランジスタ駆動による可動磁石型のテンプモーター方式を採用し、1年間は動き続けるという画期的な腕時計だった。
シチズン時計はキャッチコピーとして『タッチレスウオッチ』として発売、価格は3万2千円と当時としては割高な価格にも関わらず、瞬く間に人気となりシチズン時計を代表する商品となった。

祝日法改正 敬老の日・体育の日・建国記念の日を追加
1966年6月25日、国民の祝日に関する法律(祝日法)が改正され、敬老の日を9月15日、体育の日を10月10日と設定された。
敬老の日は、こどもの日・成人の日があるのに敬老の日が何故無いのか、との声が高まり「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨として設定された。
体育の日は、「スポーツに親しみ、健康な心身を培う」ことを趣旨とし、東京オリンピックの開会式が行われた10月10日が選ばれた。
建国記念の日は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」ことを趣旨とし、翌1967年2月11日から適用された。

ザ・ビートルズ来日
1966年6月29日、ザ・ビートルズが来日。午前3時50分、日航412便で東京・羽田国際空港に到着した。(台風の影響により11時間遅れの到着)
6月30日から7月2日までの3日間、東京・武道館で計5公演によるコンサートが開催された。
コンサートの司会にE.H.エリックが担当、前座には尾藤イサオ、内田裕也、望月浩、桜井五郎、ジャッキー吉川とブルーコメッツ、寺内タケシとブルージーンズ、ザ・ドリフターズが演奏を務めた。夜7時、ビートルズは1万人のファンの歓声の前で、35分間にわたり11曲を披露した。その観客の中には芸能人や著名人が多くいたという。
三日間、会場及び周辺には芸能人としては異例の厳戒体制が敷かれ、警備に述べ3万5000人の警察官や警備員が動員された。また、ビートルズ来日公演の模様は録画中継され、7月1日夜9時~10時に日本テレビで放映され視聴率56%を記録した。

グループサウンズ・ブームへ(1966年~1969年)
ビートルズの影響により刺激を受けた若者達のバンド、エレキバンドにヴォーカルを加え「グループサウンズ」へと発展していった。
9月リリースされたザ・スパイダーズの「夕陽が泣いている」が販売枚数120万超の大ヒットを記録し、グループサウンズ・ブームに拍車が掛かった。翌年の1967年には、ザ・タイガースが衝撃のデビューを果たし一大ブームとなっていく。

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